『受講者からの便り』(2001年)


『受講者からの便り』は研修後に頂いたメール等の一部を時系列に並べております。
掲載時期をずらし、個人や組織が特定出来ないよう必要最小限の編集をしておりますが、
受講者の”
生の声”を皆で共有化して活かせればと願っておりますので、ご理解ご了承ください。


2001年 メールの内容

おはようございます。

昨日まで研修でお世話になっておりました○○です。

2日間の研修を受講させていただいたこと、
とてもよい機会を与えられたと感謝しています。

自分の中でいきづまりを感じて、
もう仕事をやめたいと感じることが何度もあり、
事前課題のバイオリズムも、
アップダウンを繰り返しておりました。

自分というもの、子供の母としての役割、妻としての役割、
社会の中での役割、会社の中での役割、
それらの役割1つ1つが大きくなっていくのがわかるのですが、
自分自身が成長していないこと(成長しようとしていなかったこと)
が原因でいきづまりを感じていました。

主人も研修に携わっている会社に勤めておりますので、
私の悩みをわかってくれて、
アドバイスしてくれることは何度もありました。
ですが、今回のように2日間じっくり自分に向き合って
とことん理解をするまで話をする
ということはできませんでしたので、
主人の言っている言葉の意味は表面的にはわかっても、
自分の心で理解するということが正直できていませんでした。
わかるけれども実行できない=わかっていないという状態でした。

今回の研修で、何度も主人の言っていたキーワードが出てきて、
私の中でそれが1つの線で結びついて”わかった!”と
心から感じたことがとてもうれしかったです。
帰ってから主人に”研修どうだった?”と聞かれる前に、
”あなたの言ってることがわかったよ!”
と報告するととてもうれしそうに話を聞いてくれました。

研修を終え自宅に戻りながら、
これからの業務にどう活かしていくかを考えました。
眠っていた頭の細胞が、
大きなエンジン音を響かせているのがわかります(?)。
”やる気”がでた状態で朝事務所に出勤したら、
いつもの職場が違ったふうに見えてきました。

バイオリズムは最高潮ですが、
どうしても波はあるものです。
低調になったときには、
また今回の研修の資料をひもときながら、
あるいは先生の言葉を思い出しながら、
乗り越えていけたらいいなぁというのが今の気持ちです。
(実際に落ち込んだときには気づかないかもしれませんけれど!)

自分の人生を後から振り返ったときに、
今回の研修は自分の中で、
大きな意味をもつ研修になっているよう、
この研修を今後に活かしていけたらと思っています。

ありがとうございました。
という言葉では気持ちが言い尽くせませんが
ほんとうにありがとうございました。
    

こんばんは。
今日まで研修を受けていた○○です。

ありがとうございました、そしてお疲れさまでした。

2日間で非常に内容のある有意義な時間を過ごせたと思います。

実際のところ、15年間を数時間で思い出し、
まとめ、課題を見つけ、夢を語るなど、
過去には考えもしなかったし、思いもしなかった。

しかし今回の研修を通して、
その時間が作れ真剣に取り組めました。

感想カードにも書きましたが、
ボヤーっとしていた何かが、
形として現れたのが非常に嬉しいと共に、
今後の仕事に対する取り組み方、
気持ちも大きく変わりそうな気がしています。
(明日の朝、出社して今日の気持ちを再確認します)

一人のエンジニアとして、
一人の夫として、
一人の息子として、
周りで強力にサポートしてくれている人たちから何を吸収できるか、
何をしてあげられるのか、
これまで以上に敏感になってみたいと思います。

その結果、未だつながっていない、
舗装もされていない「夢」へと続く道が、
きれいにつながって行くのかなと、今はそう思います。

最後に、このような機会を与えてくれた、矢野先生、
そして会社に感謝します。


追伸
妻に報告しました。
私:「今回の研修は良かったよ!15年の会社生活を振り返り、
   夢の実現に向けた道しるべを自分で作る。
   僕は生産技術のプロで
   海外拠点の統括マネージャが夢なんだ!」
妻:「へー良かったじゃん。
   でも何で社長を目指さないの?
   夢が小さいなぁ!」
私:「・・・」

妻は偉大だ。
   
 

先生、寒くなりましたがお元気ですか?

やっと階層別研修が一通り終わり、
部長会議で報告する書類を作成しています。
先生のコメントを再度読み直していて、
急にメールしたくなりました。

あの研修後、
すぐに地方営業所の男性からメールをもらいました。
内容は「ひじょうに興味深い内容の研修でした。
    一日で終わらせたのがもったいない」
というものです。
私はすぐに返事を書き、
「今のところ終日研修しか認められていないが、
 実施して本当に良かった」こと、
「先生の言われた通り、受講した私達が日々の生活の中で
 目標を達成すべく努力していくことが、キャリア研修を後輩たちにも
 受講させて上げられるきっかけとなる」
など、いろいろ訴えました。

また、受講者のもう一人の女性がこの秋、
通信教育をスタートさせる嬉しいこともありました。
向学心が旺盛な方なのですが、
彼女が会社の通信教育を申し込んだのは初めてです。

「あの研修を全社の人に受けさせてあげたい」
というのが、私の夢であり目標です。
いろいろシガラミがあり、
世の中うまくいかないことが多いですが、
多分上司も同じことを考えていると思いますので頑張ります。

今年の係長研修は、
初めて「リーダーシップ」を入れてみました。
今さらと思われるでしょうが、
若いプロパーも育ってきているし、
自覚を持ってもらわねば…と思い導入した訳です。
そのアンケートたるや
「もっと早くこういう研修をやってもらいたかった」
「後輩への指導の仕方がわかった」などなど…。
私にしてみれば
「書店に行けば、本なんて山ほどあるのに、なんで読まないの?」
と聞きたくなる結果でした。
講師の先生からも
「討議に時間がかかりすぎる」
「かえって討議させない方がよかった」
「受け身の人が多い」などのコメントがあったのです。

でも矢野先生のコメントを読み返して、
私たちも受講中「受身」だったと書いてあり、
反省した次第です。
考えてみると、「外部に行ってやった方が良い」とか
「討議の時間をもっと長く」とか、教育の評論家的に受講していると、
せっかくのエッセンスを聞き逃すような気がしてなりません。

どんな研修でもそうですが、
特にあのキャリア研修は「素直な人が勝ち!」と心から思いました。

お忙しいのに取り留めのないことを書きました。
風邪が流行っているようなのでお体にお気をつけて。
良いお年をお迎えください。