受講者からの便り(24)


No.24
2002年7月12日〜13日(オープンセミナー:キャリア開発研修:技術者)
 

7月11・12日に30代のキャリア開発セミナーを受講させていただき、ご指導いただいたことを感謝しております。

1週間がたちいろいろと考えてみました。
仕事は嫌いだと暴露してしまいましたが、周りからは変わり者扱いされており、人と異なる経験も多いようで、おまえの人生で本が作れるとか映画が作れると言われることもあります。
少し変わった1つのサンプルなにるかとご連絡いたしました。

性格的にこのようなメールをすることが自分には大事件であり、大きな進歩だと思っております。
内容的にも文章を書くことは一番の苦手になりますので、ご理解いただきたいと思っております。
また、会社と関係なく落ち着いて考えるため会社のアドレスではなく、自宅でこのメールを作成してみました。

正直言って、今回の受講は完全に会社がプログラムしたもので、内容等も認識せずに受講いたしました。
出張の多い職場においてその間の受講であり、1つの出張のように考えていました。
が・・
受講後は考え込むことが多くなったように感じます。

私は、自分についてずっと悩み続けています。
会社を辞めようと思ったことも何度もありますし、カウンセリングを受けようと思ったこともあります。その要因は1つではありませんが。

実際になぜ、会社を辞めていないのか。
それはいくつかありますが、1番は自分に自信がなかったのです。
そして勇気がなかったのです。

会社を辞め、別の会社に行く場合、自分はなにを経験してきたといえるのか、自分はなにができるのか、自分はなにがやりたいのか。

会社に属さずに生きて行く場合、どんな生き方があるのか、どんな生き方がしたいのか。

そう考えていくとなにも答えがでてきませんでした。
結果、現在の職場が自分にあっているとはいえません。
現在の職場に異動がきまったとき、自分を変える経験になるかもと考えたのも事実ですが…。

能力特性診断により現職場が自分にむいていないとしっかりでていましたが、この結果はある程度、予測していました。
つい最近、会社で心のケアとしてシートチェックを行い同じような結果を得ていたためです。

しかし、質問形式で回答者が自分となるとどこまで信じていいのか疑問に思えてしまいます。
自分の回答にどこまで正当性があるか、自分が信じられないためです。

もともと自分の進路を選んだときも、これがやりたいからというのではなく、自分の苦手なものを消去していくという方法で絞り込みを行いました

そのとき客先と直接の接触が少ない開発を選択した記憶がありますが、気がついてみたら、現在保守部門で客先と大変近い位置にいました。

そんな私が、今回キャリアセミナーを受講して気がついたのは、いつも自分について考えてきたが、それは自分のいいわけを考え、自分を正当化する事によって、現実から逃げようとしているということでした。

それと、自分の周りの人より全く知らない人の方が、本音を話しやすいことがあると言うこと。また、それにより自分の知らなかった自分が見えてきたりすること。
文字にすることにより、自分の考えが明確化しまとまりを持つこと。
自分の目標のため、今なにをすべきか考えることが重要であること。

以上のようなことを自分なりに考えてみました。
しかし、自分が突然進化することもないことと認識しています。
そのため、キャリアセミナーでお聞きしたとおり、自分から発信してみることから始めてみようと考え、ここにメールさせていただきました

最後に
わが社には変わった人間が多く、今後いろいろな受講生がうかがうと思いますが、悪い人間はいないと思っていますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

ありがとうございました