受講者からの便り(44)


No.44
2004年11月18日〜19日(某繊維系メーカー:キャリア開発研修)
   

矢野先生
キャリア研修、有り難うございました。
自分のキャリアの過去と、これからについて真剣に考える良い機会になりました。
特に、37歳にもなり、「信頼される」人格や仕事ぶりとは?という課題もありましたので、テーマを持って受ける事ができました。
矢野先生の講義は、仕事のキャリアというよりも、人生のキャリアという視点で拝聴できる事ができました。有り難うございます。

実は、研修を受ける中で、もうひとつのキーワードとして「自分らしく生きる」というテーマを考えるようになりました。
同期入社の親友が「肺がん」でなくなりました。
明けの1月で1周忌となります。
彼は、研究所で11年勤め、チャンスとして「米国留学」に希望し社内試験もクリアし、渡米の準備も進めていましたが、渡米の1週間前に、渡米のための健康診断で、肺に「影」があり念のために検診をしたら、悪性の「肺がん」でした。 闘病生活は、TVでも放映され壮絶でしたが、約1年半後、再発により今年の正月に亡くなりました。
彼の闘病生活は、まさに「自分らしく生きる」というテーマでした。
彼は、わが社に不足している「ソフトビジネス」、「サービス事業」を提案し実践するキーマンでした。
その仕事ぶりや悩みや自慢を、いつも聞かされていました。
わが社は、病欠、休業という制度はあり、賃金もある程度は保証されます。しかし彼は、抗がん剤治療の最中でも出社し仕事をしようと努力していました。
彼の奥さんは、看病生活のなかで、「患者会」を地元で初めて設立し今も継続しています。
今から思いますと、宣告されたときは、くよくよしていた彼ですが、死に近づくにつれ、徐々に気丈になっていき、
ついには、「最高の僕の人生の先生」になっていました。
僕は、彼の気丈な人生が、今回の研修のテーマと「だぶってしまいました」。
この1年、仕事も忙しく、彼の「亡くなった実感」を自分の中で整理ができずに過ごしました。
この2日間で、そのことを少し考えてしまいました。
僕は、「忙しい事が有意義」という気持ちで、彼のことを忘れるかのように仕事に集中しました。
彼の最後の「表情」を今も忘れる事ができません。
人それぞれの「色々な人生」があると思います。
自分は、やはり「自分らしく」をテーマに会社や、私生活で生きていきたいと思っておりました。
そのことを、この研修を受ける事で時間をかけて確信することができました。
誰かを目標に、その人以上にという気持ちで、「自分の足跡に悔いなく」
キャリアを積みたいと思います。
非常にとりとめがないですが、この所感を是非矢野先生にお伝えしたく、メールさせていただきました。
自分にとっては、良い時期によいお話を聞けることができ、大変よい機会となりました。
矢野先生の「仕事や業務を越えた」キャリアの話ぶりに非常に共感しました。おそらく、「人として」、「人それぞれ」が大変で、その中で「自分らしく」というテーマでした。(僕のテーマでした)
これからも、良いお話を続けてください。ありがとうございました。