受講者からの便り(49)


No.49
2006年02月21日(某メーカー:考課者研修)
   

(略)
少し話が長くなってしまいましたが、
私もいろいろな失敗や成功を体験しました。
しかし、いつもそこには上司のバックアップがあったことを、
先日の研修を受けて改めて認識しました。
いま自分が上司の立場になり思うことは、かつて私が受けたように、
仕事上だけでなく私生活も含めて、相談相手になる、
陰ながらバックアップする、叱る時は叱り、ほめるときはほめる、
そういう親身な上司に私もなりたい、というところであります。
前任時代もこの一念で「熱く」やってきました。
時には夜遅くまで部下と飲みながら語り合い説教もしました。
(時にはではなく週1くらいはやっていました)
こういうのは時代遅れかもしれませんが。
嬉しかったのは、異動の際、お客様の方々が全くプライベートで
私の送別会をやってくれました。
それ以上に嬉しかったのは、私の部下が職場の送別会で、
記念品を渡しながら泣いてくれたことです。
こんなことがあるとは。上司冥利につきます。
私がこれまでを振り返って思いますに、「コーチング」にしろ「率先垂範」にしろ、上司・部下の間に“心のつながり”と言うか、
「腹を割って話せる関係」さえ出来ていれば少々荒っぽくやっても、
ついてきてくれるものであるということを感じます。
これは営業マン・お客様の間でもそうですし、
営業・技術の間でもそうですね。
家族でもそうかもしれません。
私が失意から立ち直れたのも、当時の上司が私と本音で、
腹を割って話をしてくれたことが大きかったと思います。
先生のお話で、私が一番共感できたのが、
「シャイな人もいるかもしれないが、それでは勿体無い。
今日だけは恥ずかしさを捨てて臨んでください」という点。
つまり「裸になって」「腹を割って」「自分の殻を破って」
ということですよね。
私もこれができるようになって復活できました。
今でも職場で「恥ずかしい」という感情は抑えて、
自分を演じることができるようになりました。
ピエロでも客寄せパンダでも仕事上必要なら何でもやってやる、
という開き直りでしょうか。
またカードにも書きましたが「上司に夢が語れなくて誰がついてくるか」
これは私がいつも自分に言い聞かせている言葉だったので、
びっくりしましたし、とても嬉しい言葉でした。
夢を語ってもしれーっとしている部下もいますが、
それはシャイなだけで本当は感じてくれているものだ、と思っています。
新職場では、 様々な立場や職歴の部下数名を指導する立場になり、
また「新たなチャレンジ」がはじまりました。
まだ「信頼」を得ているというレベルではないので、
早く部下たちからも「信頼」され、
直属上司からも「補佐役」として信頼される
グループ長となるよう頑張りたいと思います。
先生のお話にだいぶ勇気づけられました。
ありがとうございました。