熊本だより


2011年6月と9月、出張で熊本に行きました。
熊本城も阿蘇も、”雄大”という言葉がぴったりなのでしょう。
私の撮影なので、残念ながら証拠写真ですが…。

水前寺成趣公園
2011年9月7日(水)

熊本空港に降り立った途端、真夏に戻った様な暑さでした。
土曜日阿蘇までドライブする予定なので、寒いとまずいと準備もしたのですが…。
空港バスで、熊本市街までまっすぐ抜ける道路を走り県庁前へ。13時過ぎ。
昼食は、機内で最近マイブームの”焼き鯖寿司”で済ませております。

チェックインには早いので荷物だけ預けて”水前寺成趣公園”へ。
結婚前、雅代君と両方の父親と4人で訪れたことがあります。
記念撮影をした背景は見つけたのですが、昔はもっと広かったような気がして…。
案内によると、三代の殿様が80年かけて築き上げたらしい。
『よくぞ作ってくれた』と思う反面、当時使役を強制された人々の苦労を想うと…。
物事には、二面性がありますよね。

木陰に入ると、心地よい風が流れトンボも飛んで秋を感じるのですが、
日向に出るとやはり暑い。それでも30分位園内の隅から隅まで歩きました。
写真は、うまく撮れていたら、阿蘇の写真と合わせてアップするつもりです。

ホテルに近い出入り口は閉まっていたので、また半周ほど歩いて園外へ。
園の周囲を小川が流れているのですが、その水がきれいなこと。
前回とは違う印象なのですが、ようく見ると園内の水を一部放出していました。
どさくさに紛れて大きな鯉も脱出に成功したようで、小川をゆったり泳いでいましたよ。

阿  蘇
2011年9月10日(土)

ゆっくりチェックアウトして、ロビーで甥の賢也を待つ。
3ヶ月前に約束していたのですが、二人で阿蘇方面にドライブです。
彼は阿蘇もツーリングも大好きらしく、阿蘇に関しては自信満々。
流石に今回は車ですが、すいすいと裏道を抜けていく。
途中で空がどんより曇ったかと思ったら雨が降り出し、不安な旅立ちでした。

それでも、日ごろの行いが善い人が居たのでしょう。
阿蘇に着いた頃には暑いほどでした。
窓を開けて雄大な山々を眺め風を感じながら、山頂にたどり着くと、
カメラが思い切りぶれるほどの突風です。
火口を覗きながら20分ほど散策する。

空腹を我慢しながら、北阿蘇から南阿蘇に回り、着いたお店が”らくだ山”。
炭焼き地鶏はハサミでカットするのですが、
中途半端な切り方をすると噛みきれないほどしこしこです。
アワ飯と地鶏卵で卵かけご飯にしましたが、これも美味い。
味噌汁も甘目の白味噌だと思うのですが、ホッとします。
店に上がった瞬間は煙がもうもうとしておりギョッとしますが、慣れてしまえば…。
それでも、目の前に直火ですから暑い熱い。
時々すーっと抜ける風が嬉しかったです。
賢也の話によると、前は庭先を鶏がウロウロしていたらしいが、それはちょっと…。
1時間ほどでしたが、店から出るとホッとする、サウナ効果もあるお店でしたぁ(笑)。

空港に戻る途中、折角だからと”白川水源”に立ち寄る。
たまたま、ホテルで毎日サービスでもらえるペットボトルもこちらの水だったので、
妙に親近感があります。
清らかな水に触れて、心を洗い、ジャージー牛乳のソフトを食べて空港へ。

空港傍の”菅乃屋 西原店”で、馬刺しのお土産を買って全行程終了です。

雄大な阿蘇の風景を、人の運転でゆっくり堪能でき、命の洗濯が出来た様です。
今回は、何から何まで彼に甘えさせてもらいました。感謝。

白川水源