受講生からの便り&メール


No.45
2004年11月29日〜30日(某自治体:キャリア開発研修)
   

はじめてメールします。私のこと、覚えておられますか?
昨年秋に役所のキャリアプラン研修を受けた●●●●●です。
研修の時、職種変更したいということで、直属の上司と意見があわず悩んでいるので、その解決策になるのではないかと思い研修に臨んだとお答えしたと思います。
あれからやっぱり職種変更したいということをもう一度直属の上司に言うと、怒ってしまいその上の上司に相談したみたいで呼び出しが来ました。
そのとき、私自身の思いや、自分が今まで職種変更をするにおいて努力してきたことなどを話したのですが、その上司も直属の上司と同じ考えのようで課内から出したくないようなことを言いました。
そのときの私に対する説得が、全く納得できないものだったのです。
(中略)
でも私自身職種変更を望む理由として他の仕事も経験してみたいという他に、これからの保育所運営に対する市の出しているビジョンが全然ないように感じられるので、自分でもさっさと見切りをつけたいなんて思うところもあるんです。(それは、私たちの世代の保育士さんの多くが言っていることです。)
実際私たち現場の人間は、直接ユーザーから要望を聞いたり、子供の実態も把握しているので、これから保育所がしていかなければならないことって具体的にわかるけれど、スタッフの人は、ただ予算のことだけしか考えていないし、いずれは民間移管になるんだからって思っているのか、私たちに対して”それならがんばろう”と思えるような具体的なビジョンを示してくれないので、ただこれから先の不安だけがあります。
(中略)
そんなこんなで早く言えば、上司と喧嘩してしまったということ。
人事課の友達は私が思っていることを知っているので、立候補や公募を利用することを勧めてくれたので上司の言ったことは無視して受けたのですが、やっぱり怒らせたのがいけなかったのか、出られませんでした。
私は情報政策の仕事をしてみたいと思います。そのためにシスアドの試験も受けてるし、これからは市民サービスもコンピュータで処理することが多くなると思うのです。セキュリティのことなんかすごく大事だし、そんな仕事をしてみたい。
ダンナは、私の職種変更希望のことは知っていて、「自己実現しようとしていくら自分を磨いても、人脈がなければ無理。お前には人脈がなさすぎる。」なんて言われました。
人脈づくりなんかしたことがないので、具体的な方法を教えてください。
マネジメントは興味がある分野なのでもっと勉強したいと思っています。
なんか初めてメールするのにすごくずーずーしく書いてしまいました。
こんな私を助けると思って返事のメールください。
あつかましいついでに、これからもいろいろ相談にのってください。
よろしくお願いします。


こんばんは ●●さん
矢野@自宅です。

はじめてメールします。私のこと、覚えておられますか?
昨年秋に役所のキャリアプラン研修研修を受けた●●●●です。
研修の時、職種変更したいということで、直属の上司と意見があわず悩んでいるので、その解決策になるのではないかと思い研修に臨んだとお答えしたと思います。
◆ごめんなさいね。
 そういう話をした記憶はあるのですが、●●さんご自身のことを覚えてい ます! とは…(笑)。
 それはさておき、このようなメールを頂けるととても嬉しいです。

◆残念ながら寂しい上司とお仕事をしているのですねぇ。
 皆さんよりもむしろ上司向けの研修が必要だと思います。

実際私たち現場の人間は、直接ユーザーから要望を聞いたり、子供の実態も把握しているので、これから保育所がしていかなければならないことって具体的にわかるけれど、スタッフの人は、ただ予算のことだけしか考えていないし、いずれは民間移管になるんだからって思っているのか、私たちに対して”それならがんばろう”と思えるような具体的なビジョンを示してくれないので、ただこれから先の不安だけがあります。
◆実はある地方の学校事務員さんとお友達になったのですが、彼女たちも同じような悩みを抱えています。

私は情報政策の仕事をしてみたいと思います。そのためにシスアドの試験も受けてるし、これからは市民サービスもコンピュータで処理することが多くなると思うのです。セキュリティのことなんかすごく大事だし、そんな仕事をしてみたい。
ダンナは、私の職種変更希望のことは知っていて、「自己実現しようとしていくら自分を磨いても人脈がなければ無理。お前には人脈がなさすぎる。」なんて言われました。
◆夢に向かって、着実に努力と工夫をしているその姿勢はとても良いと思うのです。ただ、人脈云々の前に、喧嘩が下手ですねぇ(笑)。
レベルの低い相手のペースにはまって、同じ次元で争っているような気がしてなりません。

私の自己実現を果たすためにはどのような努力をすればいいのでしょうか?自分でできること(自分磨き)はいろいろやっていますしこれからもしていきたい。人脈づくりのことを考えるとやっぱり知り合いの方が相談しやすい。
◆人事の人と仲が良いことはひとつのメリットかもしれませんが、その方が異動した後はどうしますか?
要は、人脈はあくまでもキッカケであって、その後自律していくパワーがあるかどうかが重要ではないでしょうか?

人脈づくりなんかしたことがないので、具体的な方法を教えてください。
マネジメントは興味がある分野なのでもっと勉強したいと思っています。
◆人脈作りをしていくコツを教えてあげられるものはありませんが、私自身が大切にしていることを書いておきましょう。

 1.人を見たら、友達だと思う。
  世の中には様々な人が居るし、だからこそ面白いと思うのですが、
  これまで以上に人に関心を持ってください。
  関心を持つ、話しかけてみる等を続ける中で、
  世界が少しだけでも広がるかもしれません。

 2.情報を発信する。
  情報にも様々な種類がありますが、●●さんが関心を持っている
  分野、やりたいこと、将来の夢をわかりやすく伝えてください。
  ただ、相手との関係をある程度築いた上でないと空回りする
  危険性もありますが…。

 3.実践して信頼を得る。 
  言葉で希望を伝えるのは簡単ですが、本気かどうかが重要です。
  自身の夢に向かって、努力と工夫をしている姿が相手に伝われば、
  惜しみない支援も得られやすくなると思います。
  相手を動かすためには、自分が本気でないと。
  更に相手を変えるためには、まず自分が変わらなければ!

 4.相手に多大な期待をしない。
  文面から少しだけ感じるのは、功利主義です。
  自分の夢を実現するために、周囲の人脈を活かすことは
  決して悪いことではありませんが、それだけが前面に出すぎると
  相手も白けてしまいます。
  相手に多大な期待をしない、
  ということは最後は自分だということを忘れないでください。 

●●さんには、とてもわかりやすいバロメーターが目の前に居ます。
それはご主人。あなたが本気で取り組みたいことが彼に伝われば、
もっともっと親身になってくれるのかもしれません。
但し、現在がそうではないと言っている訳ではありませんよ。

文面だけから察するに、●●さんも思い込んだら一途のところがあるのでしょうか? 個人的にはそういう人が好きだし、応援したくなります。
私で良かったら、いつでも何でも相談してください。
また、直接の効果はありませんが、我々のメーリングリストに参加してみませんか?
決して強制はできませんが、もし良かったらアクセスしてみてください。
取り急ぎお礼と、為にならないアドバイスまで


お返事どうもありがとうございました。
まさかこんなに早くお返事いただけるとは思いもしませんでした。

矢野さんのアドバイス、的確すぎてすごく納得してしまいました。
「本当にそうだよなあ。」なんてすごく自分を客観視してしまいました。
そしてなんか昔の自分を思い出してしまいました。
私ってすごーく変わった人(自分ではフツウだと思うんだけど)だそうです。
よく言われました。

保育士をしているんですけど、ヘンな保育士なんです。
4歳児を受持ってるとき、子供が、バケツに雨水が溜まっていてその中にボウフラが湧いているのを見つけ「先生、これ何?」って聞くので、「これは、ボウフラ。大きくなったら蚊になるんよ。」と答えると、子供が「へー、ほんまに蚊になるの?見てみたい!」っていったから、私はどうしようと思い「ほんまに蚊になったらどうする?蚊は血しか吸わないよ。育てたらえさやらなあかんでしょ。どうするの?」と聞くと「そんなん、ぼくらが順番にやったらええねん。ほら、こーやって。」と言って腕をだしたので、私も子供の熱意に負けてしまって蚊になるまで育ててしまいました。(でも蚊になったら放しました。)同僚の保育士さんからは、「蚊、育てた保母なんてあんたしかいない。」なんて言われました。
でも自分たちでボウフラを蚊にしたので、子供たちはすごく喜んでいました。それ以来子供たちの愛読書もマンガから図鑑に変わり、親からは「お誕生日のプレゼントに昆虫図鑑買ってって言われました。」と言われ驚きました。

保育士としてもヘンだけど、仕事関係でない友達からは「公務員らしくない人!!」だそうです。
公務員になりたくって公務員試験を受けてなったけど、同期の人などと話をするとなんか考え方(発想)が少し違うようで違和感があり、なって7年目ぐらいで、転職を考えるようになり、知り合いの外資系の社長さんから勧めてもらった法律事務所の事務があったので、ちょっと関心があった司法書士の勉強をしたりしました。
でもいざとなると辞める勇気がなかったんです。
でもその頃は本当にいろんな友達がいました。
その社長さん、中学校の数学の先生、設計事務所の建築士さん、某ラジオ放送のディスクジョッキー(あまり仕事がないので結婚式の司会などが本業だなんて言っていましたが)、東大を目指している高校生など本当に多種多様な人が多かったので、話(話題)も面白かった。
そしてみんな自分にないものを持っていたので魅力的だった。私もヘンな人と言われるのが、型にはまっていない人と言われているようで嬉しかった。

矢野さんのアドバイスを聞いて、昔の自分はもっと自分の気持ちに素直になって仕事をしていたし、それに誇りを持ってたところがあったように思います。
私自身のモットーはできるだけ人の話を聞き、いろんな角度から自分が見れる友達をつくること。それは今も変わっていませんが、昔の私はそれプラス自分の持ってるもの(個性とか真情(?)っていうのかな)は絶対に譲らないけど、人の意見のプラスになるところは自分に取り入れる、そして自分を成長(?)させていく。それをなんとなく自然に実行させていたように思います。
でも今の私は、疲れたと言うか、めんどくさくなったというか、モットーだけは持っているけど、そこから得るものを客観視して自分に取り入れることをしていないな?なんて思います。(なんか公務員らしくなったのかな?)それを年のせいにしてごまかしたりして。
でも矢野さんのメールでなんか自分を取り戻せそうです。

今の私の一番の相談相手はダンナのお母さん(お姑さん)です。
世間では嫁姑と言うと最大の敵同士のように言われますが、うちの場合違うんですよね。いろいろ言われるけど、私自身腹が立たない。
それは私のモットーのせいだと思うのです。
そのお義母さんが「あなたは年だといってるけど、まだまだ大丈夫よ。あなたは頑張り屋さんだから職種変更しても、どんな職場でも仕事できる。」と励ましてくれました。ホントに強い味方です。(お義母さんはうちの両親が相次いでガンになり、私が一番しんどかった時(闘病生活が相次いで5年ほど続き、看病したんですが、どちらも死んでしまいました。)のことをよく知ってらっしゃいますので)

あっ、それから私もメーリングリストに是非参加させてください。
アクセスしてみます。
ご迷惑かもしれませんが、また相談したいのでよろしくお願いします。