就活生を持ち上げる合宿in上菅

２０１５年６月２１日（日）　１０：００～１７：００
於：鳥取県日野町上菅　居候ハウス

ホテルを８：３０に出発して向かった先は、鳥取県日野町上菅。
途中道に迷い通りすがりのおばあに尋ねたらすぐに教えてくれたが、
それからのお話が長い…。
人懐っこいおばあやおじいが多い集落なのでしょう（笑）。

東京のイベントで出会った二人の九大生が企画した合宿セミナー。
私は２日目から登場ですが、彼らは様々な企画を立て実施しており、
初日から来ているメンバーはかなり関係が出来上がっている。
玄関に入った瞬間、大きな声で挨拶をして迎えてくれたので、
うまくいく予感がします…。

就活セミナーとはいえ、就活中のメンバーは少数派であり、
院生や働く若者が中心で、父兄代表１名の９名（女性４名）です。
ただ、私は”就活”に焦点を当てると短期的になりがちなので、
中長期の視点で何を実現したくて働くのか考えて欲しいと願っており、
ある意味メンバー構成としてはこれで充分。

私の自己紹介は、ロイヤルの新人時代からを少し長めに紹介し、
朝一番４つの質問も”仕事”と”学業”に置き換えながら確認します。
”走っている”は３名、
”任されている”は５名、
”視野を広げている”は６名、
”充実している”は４名でした。
可もなく不可もない状態なので、セミナーもやり易い（笑）。
　　
全員の前で簡単な自己紹介とセミナー参加の理由を語ってもらうが、
各自の個性が出ており、ますます期待が高まる。
　
”ガラスのコップの使いみち”で頭を柔らかくした後は、
”幸せの条件”のブレインストーミング。初めての共同作業です。
一連のワークを通して、発想法（拡散＆収束思考）を学ぶと同時に、
発想や価値観の共有化で可能性が広がることを体感してもらいたい。
その為にも、無理はして欲しくはないが、
自己開示の重要性を訴えております。

自己紹介に時間を要したこともあり、午前中の残り時間も僅かなので、
”働く目的”の％を記入して、グループ内で共有化。
時間があれば文章化もしたかったが、難しそうだし、
グループ内で比較するにはこの方が分かり易い。
更に、ここで少し触れておくことで、午後からの情報交換を通して、
自分と他者の”価値観”に対する意識が強まると考えました。

昼食は、自家製の食事の準備を手分けしてやるが、時間はかかる。
それでも、手作りの愛情こもった昼食を頂けたし、
６月生まれが５人居たので、これも手作りケーキで祝って頂きました。
　　
午後からの”互いの歴史や体験から学ぶ”は、無理だと思いつつ
６０分でセットしたが、結局９０分かかってしまう。
それでも、この９０分間で、人それぞれの生き様や、
人が頑張れる・自律する要因や、互いの強み弱み、更にはその人の
価値観などが見えてくるので貴重な９０分だと思います。
主催者と私の思惑の流れは、この段階で諦めましたぁ（笑）。
　　
魅力的で具体的な”将来像を描く”ためには、
”自分が何を実現したいのか”という観点から
”働く意味”の重要性を事例を交えて紹介し、
”自分に何が出来るのか”という観点から
”自分固有の能力”の必要性を伝える。
但し、”自分固有の能力”というと難しく捉えがちだが、
幼い頃からの性格的側面、興味や関心事、
専門的な勉強を始めた動機、学業、サークル活動、アルバイト経験、
入社した志望動機、仕事経験における成功体験・失敗体験等
幅広く捉えていくように指導しております。
”財産目録づくり”は、午前中の発想法も活かしながら、
”カンニング大歓迎”でワイワイやりながら発想するが、
他者の財産が気になるのか、会場をウロウロし始める…（笑）。
　　
”プチ自慢大会”は、３名１チームで４５分ほどかけました。
一応、面接場面を想定しているので、
面接官からの鋭い突っ込みが見られるチームがあれば、
相手に興味と関心を持ちながら素朴な質問を投げかけて、
その質問に答えながら自分で整理出来る様に
進めているチームもありました。

この間、いつもながら私はメンバー同士のやり取りに介在しないし、
ワークの終了後に事例を紹介したり、メッセージを送るだけです。
最後のまとめも、時間が短くどこまで伝わったか不明ですが、
”自分と向き合う意味”と、もう一度”働く原点”を考えて、
中長期の視点を持ちながら行動してほしいと伝えたつもりです。

帰りの無人駅で確認した感想ラベルは、嬉しい内容が多かったです。
一日のセミナーだけでは限界があり、
前日からのプログラムとうまく連動できたのでしょう。

その後有志で場所を変えて大声で抱負？を叫んだらしいが、
翌日以降『じわりじわりと見えてきましたよ～』という
フィードバックもありました（笑）。
　　

”幸せの条件”のブレインストーミング

手作り（当たり前？）の昼食　と　６月生まれの誕生会

互いの歴史や体験から学びます。

３チームに分かれ、プチ自慢面接大会です。

G	１日（２０１５．０６．２１）の感想
Ａ	■矢野さんの声がとても魅力的で、楽しく落ち着いてお話を伺えて良かったです。ありがとうございました。
Ａ	■学生生活を終えゆったりしてこれで良いのかとも思っていましたが、それも前向きに元気に考えられるようになりました。 ■自分だけでなく、他の人に対しても今回の考え方を意識して接していけるようになればと思います。
Ａ	■自分がどういう人なのかというのが、客観的に見えてきた気がします。 ■働くということについてもう少しゆったり構えてみても良いのかなと感じました。今日はお忙しい中、時間を作って頂きありがとうございました。
Ａ	■立ち止まってこれまでを振り返りながら、忘れられない大切なもの（志）を気づかせてもらいました。ありがとうございました！！ ■ある組織で数年間働いているなかで、自らの行動や考え方を自省することがありました。大きな気づきです。（辛い時期もありましたが…）。メンタルで退職されていく方が引きこもりになっていることなど、ここで見たこと体験したことを、キャリアサポートに活かしていきたい想いを強くしています。

Ｂ	■矢野さん、はるばる日野までありがとうございました。まだ将来が見えない気はしましたけれど、過去、今思っていること、ＰＲしたいところ…など整理出来ました。 ■面接練習など出来たので、ちょっとイメージできました。
Ｂ	■今日は、普段考えていないことを考える機会になって良かったです。 ■最近気分がくじけることがありましたが、頑張ります。
Ｂ	■立ち止まって好き勝手をいうのは久しぶりでした。楽しかったです。 ■矢野さんのダンディで柔らかな声の司会、落ち着いて話せました。ありがとうございました。
Ｂ	■若い方とのディスカッションの場、若い方がどんなことを考えておられるか知ることが出来る場にお誘い頂き、ありがとうございました。楽しかったです。
Ｂ	■本日はありがとうございました。普段自分の考え方に自信が持てなかったり悩むことが多いのですが、色々な人の考え方を聞いて、共感であったり、新しい刺激をもらえてすごく良かったです。

	「幸せの条件」（２０１５．０６．２１　個人３分　グループ：拡散１０分）
	Ａグループ（個人２６個）	Ｂグループ（個人１９個）
1	足が動く	相手に必要とされる
2	味が分かる	新しいことに出会う
3	遊ぶ	新しい出会い（人）
4	新しいことを覚えられる	命の危険を感じない
5	家を持つ	笑顔になる
6	生きていること	美味しいご飯をお腹一杯
7	犬を飼う	お金で悩まない
8	美味しいと感じる	歌集を出す
9	お金に不自由しない	家族が生きている
10	車がある	勝つ
11	携帯が使える	共感する人が多い
12	健康で生きていること	ぐっすり寝る
13	五感がある	結婚する
14	孤独ではない	元気でいる（病気じゃない）
15	子どもを育てる	建築家になる
16	自飲ができる	仕事が出来るようになる
17	時間が分かる	縛られない
18	自呼吸ができる	視野が広がる
19	自食ができる	自由
20	自然の中に自分が居る	信じ合える友が居る
21	自分で考えられる	進歩し続ける
22	自分のことを理解してくれる人が居る	生活の不安が無い
23	社会的に評価される	退屈じゃない
24	常識を覆したい	台湾に行く
25	好きな人と笑い合う	宝くじに当たる
26	生活に困らない	楽しい場
27	世界の人々が平和に近づく	知性が獲得される
28	楽しいと思う時間	デザインの仕事をする
29	手が動く	東京で暮らす
30	仲間がいる	図書館を持つ
31	ネットが使える	内定
32	美術館	長澤まさみに迫られる
33	人の話を理解できる	仲間がいる
34	星が見える	西田愛とつき合う
35	本が読める	人見知りを直す
36	本気で語り合えて、一緒に何かが出来る	一人暮らし
37	毎日新しいことを考えてワクワクする	ブエノスアイレスに行く
38	耳が聞こえる	服にしわが無い
39	未来に希望	プレゼントを貰う
40	目が見える	平和
41	目標達成	変化できる
42	目標に対して近づく	ほめられる
43	ゆっくり寝れる	本が無限に買える
44	旅行に行く時間がある	めっちゃもてる
45		儲かるデザイナーになる
46		目標がある
47		もてる
48		優しくされる
49		やったことを喜んでもらえる
50		やりがいを感じる
51		やりたいことがある
52		良い人と仕事

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