学生さんに向けた先輩からの熱きメッセージ
 第一弾!

 2004年の7月から、鳥取大学で、自主的な就職セミナーを行っております。
就職を目指す若者向けの先輩からの熱きメッセージをご紹介します。

先輩からの熱きメッセージ第一弾
1:Kaさん(某化学メーカー勤務)
2:Kiさん(某メーカー勤務) 人事部門
3:Haさん(某情報系企業勤務)
4:長谷さん(富士通勤務)
5:Kiさん(某メーカー勤務) 人事部門
6:長谷さん(富士通勤務)
7:Toさん(30歳、メーカー勤務) (勤務歴7年、研究職)

就職を目指す若者へ 〜先輩からのメッセージ:1〜
Kaさん:(某化学メーカー勤務)
おはようございます。と書き始め、深夜にいたる・・・
Ka@会社です。

3.就職活動の先輩として

後輩の皆様に少しでも役立つならと、かなり偉そうなコメントをさせてもらいます。
 私の就職体験談(96年度工学部修士卒、某化学メーカー入社9年目、セメント製造業勤務)
 個人的には化学工学専攻と、体力と人当りにそこそこの自信(実は泥舟だった。)があったので、製造業であればどこで何を命じられてもやってやるつもりでした。
 96年度と言えば、かなりの就職難で、私の同級生も半数が教授推薦の第一志望を落とされました。私は成績順で、最後から数番目と言うこともあってあまり高望みはしておらず、しかしどうしても環境ビジネスに携わることに目的を絞り込み、たまたま空いていたM重工さんを希望したら、成績悪い学生は推薦できない、と言われ、ではと先に志望した学生の希望替えによって空いた当社を受けることにしました。
 志望の連絡をしたらすぐに会社から面接の連絡をいただけて、あれよあれよと言う間(実際は10日間くらいでしたか。)に内定をいただけました。5月GW明けすぐのことで、就職に関しては悩む間もない早業、当時の就職担当の教授はあまりの幸先のよさ(内定の速さ&早さ/成績の悪さ(=就職の難しさ))にかなり気をよくされ、また、その後の難しい就職善戦状況に多大なギャップを感じられたようです。

 自分の自慢ばかりで申し訳ないですが、言いたいことは、そのときにまことしやかに言われている話は結構当てにならないものだな、ということです。
 もちろん時代を問わず当てにすべき普遍原理との判別はしなくてはなりません。
子供じみた内容ですが、当時のポイントとして、以下に述べさせてもらいます。

1.挨拶、愛想、自分の志向、自分の研究成果、専攻はしっかりと!
  別に分からないことや不得意なことがあっても、それはそれとしてしっかり認識できていればOKです。「正々堂々自分自慢」(誰かさんからの受け売りだなー)

2.面接官は友達、近い将来社内に広げよう仲間の輪!
  採用されたとしたらその後は貴重な戦力、盟友となろう方が目の前にいるのです。飾らず、卑屈にならず、専門ではフロンティアとしての自信を、社会人としては、ぴっかぴかの一年生予備軍としての謙虚さを、バランスよくアピールして相手を自分の世界に引き込もう!
  逆に友達や仲間、ご近所さんとしてはいやだなと思う人はたぶん採用しないと思います。

3.専門性?人間性?
  スペシャリスト流行のご時世ですが、そんなのはなから狙ってなかった自分が言うのもなんですが、やはり専門性のある、というか強みを持った人材は憧れです。
  しかし、それが器量の狭さや使い勝手の悪さに映ればもともこもありません。
  入社当時や大学の専攻がそのまま生かせる職場の方がまれではないでしょうか?と言うか、学生時代に身に付けた専門性だけでやって行けるほど会社の専門の底は浅くないと言いましょうか。専門性を身に付けた学習能力や取組みノウハウこそ評価されていると思います。

  逆に社会人としての人間性ですが、営業部隊ならともかく、技術系、研究職ではそれほど必要な要素か?と言われればひねくれものの私、「分かってない!」とつい言ってしまいます。当社で今行われている運動がその名も「さわやか挨拶運動」管理職の方はスローガン入りのバッチをつけています。やはりコミュニケーション(他者理解、意見交換)は不可欠でありますから。僕の場合、恩師が「彼は勉強ぜんぜんだめだけど、人間性はパ−フェクトよ!」と人事担当者に言ったほどですから、意見が偏っている可能性はあります。が、突き抜けた専門性でなければまずは人間観察から入るのかな、と考えます。

  いやしかし、大学卒業にふさわしい学業、能力を身につけていない者がいっちょ前の人間性を主張しても認めてはくれないでしょう。会社としては高卒で若いうちから会社のために貢献している人もかなりいらっしゃる中で、それなりの待遇を前提に採用を検討するのですから。

 書いててかなりいい気になった気がしますので、もっと現実を理解している方のコメントと合わせて利用して頂ければと思います。
  こんな私ですが、入社して工場配属当初はかなり期待してもらってました。(元気のよさで!?)
 しかし今では冗談半分本気半分で、私の株もずいぶん暴落したナーと言われます。まぁ、しかし一応もうすぐ10年選手として、この厳しい中、社内レベルで、平均よりは下ですが、まあそれなりに評価され!?会社に残してもらえています。
感謝

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就職を目指す若者へ 〜先輩からのメッセージ:2〜

Kiさん:(某メーカー勤務) 人事部門

こんばんは。
最近ROM状態だったくせに連荘モードのKiです。
採用担当者として、と言うとおこがましいので、採用に関わった者として。

実は、最近の学生は我々の(おっと、私ですね。皆さんに失礼でした)時とは違い、大学生活の間も非常に勤勉で、就職活動に対しても非常に前向き。
更には、自分なりのキャリアビジョン(最近流行ってますね)もお持ちです。
(決して馬鹿にしているわけではありません(>_<))
勿論、学生生活やプライベートも満喫。趣味や興味も盛りだくさん。

しかしながら、決定的に欠けていると思われている点が1つ。
それは実はうまくいえないのですが、真面目すぎるところとでも言えるのでしょうか?
 私は理工系自由応募を担当していましたが、学生には申し訳ないことに(Kaさんも仰っていたのですが)専門性などそれ程必要としておりません。
 というのも、技術者からすれば、大学で4年、大学院で2年やったことなど、会社では全く役立ちません。
 (あくまで技術者談…経理の私も専門知識よりもっと先に、と思うのであながち言い過ぎでも無いのかも知れませんが…)

 じゃぁ、何が重要なのかというと、目の前にどう見ても越えることが不可能と思われるような壁があった時に、あがこうがわめこうが何をしても良く、むしろ絶対に諦めることなく、ただ我武者羅にその壁を越えようとするかどうか。
 つまり、「あっ、無理。やめようよ。それよりやることあるでしょ」なんていう一見合理的なスマートな物の見方が必要なのではなく、目標を一旦定めたら、「何が何でもやる」みたいな執念というか根性が欲しいのです。
(どこかの社長が言ってました…)

長くなってしまいましたが、「頭で考えるより体が動く」的なものが欲しく、我々(?私だけかもしれませんが、少なくとも採用グループでは意見が一致してました…)から見れば、スマートなものの見方をされると、うすっぺらく感じるものです。それが経験に裏打ちされていないものであれば尚更です。疑いたくもなります。

理論が重要なのではなく、理論を実践し得られたことが重要なのであって、…。
長くなりました。同じことを書いている感があるのでこの辺で…。

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就職を目指す若者へ 〜先輩からのメッセージ:3〜

Haさん:(某情報系企業勤務)

おはようございます
久しぶりの登場(矢野センセの呼びかけにも反応せず!)
Ha@沖縄です

1.採用担当者(現役・元)として
  自分も今の立場になって、アルバイトとかの面接をする機会が増えました。
  そこで感じるのは、この仕事がしたいんだろうなって人と、ハローワークの関係でと  りあえず受けてみよう何でもいいから仕事しないとねぇ〜 っていう人がハッキリ判りますね。
  やっぱり第一印象って大事ですね

2.最近の新人さんの先輩・上司・研修担当者として

3.就職活動の先輩として
  最近の若いモンは、何を考えているのか解らん! って
 この言葉どれぐらいの間使われているんでしょうね?
 これから先 いつまで使われるのでしょう おそらく ず〜っとでしょうね。
 通常のレベルで10歳違うと、流行や常識も違っています (5歳でもかな・・・)
 つまり 自分が思うには、就職活動する上において自分(本当の)を如何に表現して相手に使ってみたいと思わせるかでしょう。
 気に入られようとして作った自分を表現しても相手は人事(面接)のプロです。
 見抜かれますから。
  とにかく自分を会社に買って貰うしか無いので、正直にぶつかる方が好結果が望めるのでは・・・。

 入社してからも同様で、どんな仕事でも正面からぶつかってみれば身につきますよね。キレイゴトかもしれませんが実践出来れば良いですね。
自分も努力していきます

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就職を目指す若者へ 〜先輩からのメッセージ:4〜

長谷さん:(富士通勤務)

Kiさん
長谷です。

やはり採用担当からみても、スマートだけど、ガッツ(死語?)が無い、うすっぺらい感触というのは有るのですね・・・

やはり何事もやり抜こう、という強い意志に基づく行動にはドロくさい物も当然含まれてきますよね。
スマートに事をなす事を得意とする人は、どうしてもこの点が欠落しがちですねぇ

根幹にやり抜くドロドロとしたものを持ちつつ、やる事はスマートみたいなのは相当経験を積んでいかないと無理なのかもしれませんが・・・
それにも元にドロドロがないとね。

さて「経験に裏打ち」は確かに重要なポイントなのですが、それには「基礎があって」という前提がつきます。
IT系の仕事では、これが歴然と現れます。

IT系の仕事では、いくら経験を積んでも、経験から基礎に降り、応用を効かせるのはまず無理です。
つまり経験をいくら積んでもスキルは経験値に依存した薄いものが形成されるだけで応用が効かなくなってしまうのです。
習うより慣れろが通用したのは、今まで我々が工業化社会に対応した基礎教育を受けてきたからです。

実はこの点は、IT系の仕事だけの話ではなくなってきていると私は危機感をもっているのですが・・・
丁度私のサイト上のコラムで書いた所だったのでコメントさせて頂きました。

http://homepage3.nifty.com/jinjinsan/clip4/jjtp/index.html

の第10話です。もしお時間あればどうぞ。>ALL

(ホームは http://homepage3.nifty.com/jinjinsan/)

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就職を目指す若者へ 〜先輩からのメッセージ:5〜
Kiさん:(某メーカー勤務) 人事部門
長谷さん、Kiです。
長谷さんのコラム、まさしくその通りです。
私は経理にいた関係上、色々な経理システムの構築にも携わっていました。
もちろん、実務はスペシャリストにお任せですが、基本的なデータの持ち方であるとか、そういったことはユーザー(?)である我々も知りながら話をするのと、ただ要望を伝えるのとでは大きな差があることも経験から知っているつもりです。

ですから、システムの改善などを行なうためにもどのようなシステム設計と、プログラム設計と、経理の仕事との関係を整理したうえで行なっているつもりです。
(あくまでつもりです)
だから、何かトラブルがあってもすぐに「あ、あそこじゃない?あそこはどう?」なんてIT部の人のところへ駆け込みます。
そうすると、すぐに調べてくれあっという間に解決。なんてことは実はとても多い。

最近の新人はまさしくそうで、物事の本質というか、システムであればそこにあるシステムはまさに完璧な代物と思うらしく、私がいくら「人間が作ったものなんだから」と言って聞かせても不思議そうな顔をする人が実はとても多いのです。
ま、これは新人だけではなく、殆どの人がそうですから…。
PCが苦手な人って大体そうなるんですよね。

でも、かくいう私も入社当時はキーボードは人差し指状態で、PCはゲームしかやったことがないくらいでした。
メールだって全く意味不明(死語ですな)状態。
だから、入社時点でタッチタイピングしてくる最近の若者たちはすごいと思うのに、仕事となると(前述含みます)さっぱり。
この差はなんなんでしょう???
矢野先生、そろそろ出番では…?

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就職を目指す若者へ 〜先輩からのメッセージ:6〜

長谷さん:(富士通勤務)

長谷@富士通/自宅です。

矢野さんからのリクエストがありましたので書いておきましょう〜

>  1.採用担当者(現役・元)として
>  2.最近の新人さんの先輩・上司・研修担当者として
>  3.就職活動の先輩として
> 何かメッセージやアドバイスがあれば、ML・私信を問いませんので、送ってく
>ださい。

私の場合は 2. になるのでしょうかね。

これから社会人になる皆さんへのメッセージ

■本質は何か考え「抜いて」ください。
考える、だけではなくて。考え抜く。

物事の本質がわかれば、どうすれば良いか、は自然とわかるものです。
小手先のテクニックに走らず本質をわかろうとすること。
今すぐわからなくても、何だろう、と考え抜く事です。

目の前にある仕事は何のためにあるのか、自分がそれをやる
ということが、その先でどう展開し、最終的にどうなるのか
を常に忘れずに仕事に当たって欲しいです。

そうする事が、良い仕事、モチベーション、につながると思います。

■相手(人であれ動物であれ機械であれ)をわかろうとして欲しいです。
自分がこれからしようとするアクションの結果、相手はどうなるのか
どう感じるか、常にそのことを考えて行動してください。
相手が機械であれば、その仕組みを知ってください。

ただし、ちょこっとネットで調べただけで「わかった」と思わないこと。
ある事象を「本当にわかる」ということは、そんなに簡単では無い
ということを知ってください。

私が講演する訳ではないのに
いろいろ書いてしまいました(笑)
この二つのテーマだけでも講演会出来る内容かもしれませんね・・・

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就職を目指す若者へ 〜先輩からのメッセージ:7〜

Toさん:(30歳、メーカー勤務) (勤務歴7年、研究職)

矢野先生

ご無沙汰しております。 
今年の2月、研修でお世話になったToです。
メーリングリストも最近は、すっかり読むだけという状態ですが、
せっかくですから、私からも矢野先生の投げかけに答えたいと思います。

 書いてみて、少し偉そうな文章になり、自分でも、少し恥ずかしいですが、
そのまま、学生さんにお伝え頂ければと思います。

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 他のメンバーにもお願いがあります。

来年就職活動を目指す学生さんに向けて、

  1.採用担当者(現役・元)として

  2.最近の新人さんの先輩・上司・研修担当者として

  3.就職活動の先輩として

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■新人さんの先輩として、何かいいたいこと
 ◆時には、身を削る覚悟が必要
  仕事は、質×量×速さ で評価されます。
  大事なのは、スピードと質で、量はそれに比べると少し、優先順位が劣ると思います。なぜなら、仕事ではほとんどの場合競争相手がおり、他者(他社)に先駆けて、良いものを作るということが大事な事だからです。
  また、仕事をしていると、必ずといって良いほど、始めた
  当初の計画に狂い(見込み違い・判断ミス)が生じます。
  仕事には目標(=質)と期限(=スピード)がつきものです。
  見込み違い・判断ミスで生じた遅れを取り戻すには、最終的には担当者が汗を流して埋め合わせするしかありません。
  一見、出来そうにないと思われることでも、逃げ出さずにこなすことが必要になることがあります。
  土日出勤、深夜勤務は日常茶飯事という状態が続くときが必ずやってきます。
  その時は、それを覚悟して越えるしかないのです。

 ◆仕事にこだわりを持って下さい
   仕事をする上での目標とは何か。
   上司(会社)から与えられるものもあります。
   それをこなすことは大事なことです。しかし、それ以外に自分の仕事に対する自分のこだわりから自分の中で設定する目標もあります。
   会社から与えられる目標は、会社という大勢の人の共同作業の一部を担って行く中で最低限必要とされる、目標です。
   自分に対して設定する目標は、自分の役割とその難しさを十分認識した上で、自分ならばここまで出来るはずだと感じたときに設定されるものです。
   両者は、全く同じ時もあるかもしれませんが、微妙に異なる事が多いと思います。

常に高い目標を持ちそれをクリアできるよう、ベストを尽くすことを心がけてください。苦しい状況でも、どうか、安易な妥協は避けて下さい。

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